プログラマーになるにはどのようなスキルが重視されるのかを紹介します。プログラマーの仕事内容についても説明していますので、プログラマーを目指す方はぜひ参考にして下さい。
プログラマーになるには
今ではプログラマーは売り手市場ですので、未経験者の採用も増えてきています。しかし面接時に必ず聞かれるのが”言語を学んだ経験があるか”です。
プログラマーになるための最低限必要なスキル
スキル取得はやる気があるかの見極め
プログラマーは学歴不問・将来性抜群の職業のため、とりあえずプログラマーを目指すといった方も多いです。そのようになし崩し的に入社した大半の方は、入社してからスキルアップの勉強を怠り、何年経ってもスキルが伸びない傾向にあります。
入社時までに高度な言語を取得する必要性は薄い
募集要項に”Office経験必須”とある求人を見た事がある方は多いと思います。ここで言うExcelの経験とは、入力することや文書を作れるだけでなく、簡単なマクロを組めることまで求めている事が多いです。実際、弊社ではExcelでマクロを組んだ事がありますか、といった質問を必ずします。しかし大多数の方が入力だけしかした事がありませんと答えます。
プログラマーの入口はかなり広く、Excelのマクロを組めるだけでも印象は相当良いものになります。上位の開発工程を目指すプログラマーは、最終的にはプログラミング言語を3つ、4つと取得する必要があります。入社時にそれら全てのスキルを持っている人はほとんどいません。面接官が見ているのは、スキルが一つでもあるか(スキル取得するための努力ができるか)、そうでないかです。
プログラマーと学歴
学歴は必要かどうか
プログラマーは実力至上主義の業界です。良い大学を出たという事実が、プログラミングをするという点に於いては何かの助けになる事はありません。しかし地頭の良さを測るために、学歴で足切りをする大手企業が存在するのも事実です。学歴は新卒の就活に有利になりますが、プログラマーになるために必ず必要になるという訳ではありません。
文系でも採用されるか
今や文系出身のプログラマーは珍しいものではありません。一度入社してしまえば、学歴・学部よりも実務経験と取得スキルの方が重要視されます。どの学部を出たかを気にする必要は一切ありません。プログラミングに関係のない事でも一切問題ありませんので、出身学部で何を学んだか、嘘や偽りなくアピールするようにしましょう。
プログラマーの仕事内容
実はプログラマーの仕事はプログラムを書くだけではありません。システム開発会社の内定を貰い、晴れてプログラマーの身になった際にどういった仕事内容をするのかを紹介します。
デバッグ作業
一般的に未経験で採用された新人はデバッグ作業からスタートする事が多いです。デバッグとは、プログラムのバグを探し出す作業です。雑用のように見えるかもしれませんが、デバッグ作業はプログラマーとしてステップアップする際に必要不可欠な下積み期間なのです。
なぜなら、自分が実際にプログラムを書くようになった場合、自分のプログラムが完成したら、それが正常に動くかどうかをチェックするようになります。その際に、デバッグする能力が低いと、バグがあるまま提出するようになり、周囲の人達から”あいつはいい加減な仕事をする奴だ”と烙印を押されるようになってしまいます。
また、プログラマーのキャリアアップとしては、SE(システムエンジニア)という道があります。SEはシステムを設計する、いわば現場のリーダーの立ち位置なのですが、SEは細分化されたプログラムを組み合わせ、正常に動作するかどうかをチェックするという工程があります。その際にも、下積みで培ったデバッグ能力が活きてきます。
システムの運用・保守
システム運用
完成されたシステムが正常に動いているかどうかを監視したり、新規顧客のデーター入力、ソフトの起動や停止を行います。
システム保守
完成したシステムの不具合に対応したり、バージョンアップ作業を行ったり、新規システムの導入、メンテナンス作業をします。
プログラム開発
SE(システムエンジニア)が設計したシステムを開発していきます。一人または数人でチームを組み、細分化されたプログラムを作っていきます。プログラミングの速さと正確さが非常に重要になります。
プログラマーのまとめ
プログラマーは完全実力主義なので、学歴よりも実績・スキルが重要視されます。未経験で面接を受けに行く場合は、Excelでマクロを組める程度までは勉強していると、採用率はグッと上がります。未経験でプログラマーになった場合は、デバッグ作業などの雑務に感じる業務を担当する事が一般的ですが、後々に役立つ下積み期間なのでしっかりと励みましょう。